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失敗回避 分散投資でリスク分散 たまごを1つのカゴに盛るな

分散投資 たまごを一つのカゴに盛るな 投資
せっちゃん
せっちゃん

投資って、いろんな種類の商品があるんですよね?でも、どれが良いとかもまだよく分からないし、株式だけ買っても良いんですよね?

あいぼん
あいぼん

いろいろある商品の中で、1つだけに集中して投資することはあまりおすすめできません。リスクを分散させるという意味で、「分散投資」について見ていきましょう。

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「たまごを1つのカゴに盛るな」

投資の世界には、誰もが知っているイギリスの格言があります。

それは「たまごを1つのカゴに盛るな」です。どういう意味なのか?まずは図で見ていきましょう。

株の分散投資
株の分散投資

たまごを1つのカゴにまとめて保管していると、そのカゴが棚から落ちてしまったときに大半のたまごが割れてしまいます。

一方で、たまごを少量ずつ別のカゴや別の場所に保管しておけば、1つのカゴが棚から落ちても他のカゴは割れずに守られます。

投資も同じで、分散投資が大切だといわれる理由です。

・「REIT」 不動産投資信託 ビルやマンションなどの不動産を大人数で購入する。その運用利益が分配される投資信託の一種

・「債券」 国家や企業が発行する借用証書。お金を期限付きで国家や企業に貸し出すことで利子を得ることができる

・「FX」 外国為替証拠金取引 Margin Foreign Exchange Tradingの略称。海外の通貨を売買取引すること。売買で発生した損益や利子(スワップ利子)で稼ぐことができる

分散投資の方法はさまざまあります。うまく分散して投資することで、リスクを最小限に抑えた運用をすることができます。

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「リスク」と「リターン」

金融商品には、さまざまな種類があります。

それぞれに特徴があって、リスクとリターンの大きさもまちまちです。「リスク」とは、日本語に訳すと「危険」「悪いことが起きる可能性」という意味です。

しかし投資における「リスク」とは、「リターン(配当や売却益でもらえるお金)の振れ幅」=ブレの大きさを表しています。

リターン(配当や売却益でもらえるお金)の振れ幅が小さい=リスクが低い
リターン(配当や売却益でもらえるお金)の振れ幅が大きい=リスクが高い

という意味です。

リスクが低い
リスクが低い
リスクが高い
リスクが高い

いくつもの商品を組み合わせて投資することを「分散投資」と言います

1つの商品に全額をつぎ込むと、暴落したときに資金をすべて失ってしまうリスクがあります

万が一の事態を想定して、複数の商品をいくつか購入しておけば、仮にその中の1つが値下がりしても他の商品があることでリスクが分散されます

・「分散投資」特定の金融商品ばかりに投資するのではなく、いろいろな金融商品に投資することでリスクを減らそうとする投資方法

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「リスク」と「リターン」は表裏一体

リスクとリターン
リスクとリターン

「MMF」(Money Market Fund)アメリカで広く普及している短期の貯蓄型投資信託
「ファンド」という形で多くの人々からお金を集めて株式や債券に投資して、そこから得られた運用益を出資者に分配するシステム

2008年に経営破綻したアメリカの大手投資銀行リーマン・ブラザーズは「リーマン・ショック」と呼ばれたが、このとき起こったのが極めて異例なMMF元本割れ
リスクの低い社債(実質的には元本保証型の商品)を発行したリーマン・ブラザーズがその社債を返済できなくなり、元本割れになってしまった

投資先によってリスクとリターンは異なります

人によって、「これは儲かるチャンスだ!」「これは危険すぎる・・」など、見方が変わります。

上記の投資ピラミッドを「リターンのピラミッド」と見るか「リスクのピラミッド」と見るかは、見る人の立場によって読み取る意味が変わってきます

リターンに目を奪われるだけでもリスクに怯えるだけでもピラミッドを一面からしか見ていません。投資が誤解されているのは、こういった理由もあります。

投資そのものが危険なのではなく、投資について何も知らないままに、いきなり投資をはじめてしまうことが真に危険なのです

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銀行への貯蓄は「預金」
ゆうちょ銀行への貯蓄は「貯金」
両方を合わせて「預貯金」と言う

お金が余っている個人や会社からお金を預かって、お金が必要な個人や会社に貸す(融通する)ことを「金融」という。そのため、銀行は「金融機関」(お金を融通する機関)と呼ばれている

「流動性リスク」「インフレリスク」とは

「流動性リスク」お金が必要なときに、金融商品を現金化するのに時間がかかるリスク
「インフレリスク」景気が良くなることによって物価が上昇し、相対的にお金の価値が下がるリスク

例えば、「流動性リスク」のある投資をするか「インフレリスク」の高い預金を選択するか

「インフレリスク」は、世の中全体の景気の状態なので、自分1人の力でコントロールすることができません

それに対して「流動性リスク」は、自分で低く抑えることができます

なぜなら、しばらく使う予定のないお金(余裕資金)を投資に回せば、「流動性リスク」(必要なときにお金が手に入らない)に悩まされることはありません

余裕資金なら、現金化するのに多少時間がかかっても困らないはずです。そのため、投資は必ず生活防衛資金が確保できてから行うようにしましょう

投資は余裕資金(すぐに現金化する必要のないお金)で行うことが流動性リスクを低く抑えるための最良の手段

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「信用リスク」投資した株式や債券の発行元である企業や国が倒産・破綻するなどして、投資したお金を取り戻せなくなるリスク

「有事の金」と言われる理由

昔、主要国が採用していた「兌換制度(だかんせいど)」という、いつでも自国通貨を金と交換できる制度がありました。

その制度からも分かるように、世界で金の価値は高く評価されています

世界のどこかの国で戦争や混乱などが起こるたびに金の人気が上がり、取引価格が上がっていきます

故に金は分散投資先としても有力候補と言われます。

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