パスタとスパゲッティの違いは？ロングパスタとショートパスタの区分について

今朝、長男と朝のニュース番組を見ていたら

「近年、冷凍食品の上位ランキングが変わってきています。
今までランクインしていなかったパスタとスパゲッティが上位に入ってきています。」

というニュースを見て、

長男

ねえママ、パスタとスパゲッティって何がどう違うの？

あいぼん

ええっ！？まじまじと考えたことなかったけど・・

パスタは出来上がった料理で、スパゲッティは麺のことかな？？

正解が答えられなかったので、早速調べてみました！

パスタとスパゲッティの違いとは？
ロングパスタ
ショートパスタ
「マカロニ類」の分類　４種類
まとめ

パスタとスパゲッティの違いとは？

イタリアンと言えば、一般的に「パスタ」のイメージが強いのではないでしょうか。

ほとんどの人が「パスタ」と聞いて、茹でた細い麺にソースや具材を絡めて食べる料理を思い浮かべるでしょう。

では、「スパゲッティ」と言われたら、何をイメージしますか？

パスタ(pasta)とは、イタリア語で「小麦粉を練って作った食品の総称」のことで、
本来、パンやお菓子を含む粉もの全般を指します。

しかし現在ではイタリアと日本のどちらでも主に小麦粉を練って作る麺類の総称として使われています。

本場イタリアには、さまざまな形やサイズのパスタがあり、その種類は５００以上あると言われています。

細長い棒状パスタは「ロングパスタ」、サラダにも使われるマカロニなどは「ショートパスタ」に大別されます。

ロングパスタ

ロングパスタとは、長さが２５ｃｍほどの細長いパスタのことです。
ロングパスタはさらに太さによって、それぞれ名前が変わります。

スパゲッティ(spaghetti)
一般的な太さが２ｍｍ前後のパスタのこと。
使い勝手が良く、どんなソースや調理法にも合うのが特徴です。

ヴェルミチェッリ(vermicelli)
太さが２．１－２．２ｍｍの太いパスタ。

スパゲッティーニ(spaghettini)
太さが１．５－１．７ｍｍで、オイル系ソースに適したパスタ。

フェデリーニ(fedelini)
太さが１．３－１．５ｍｍのパスタ。

カペリーニ(capellini)
太さが０．８－１．１ｍｍの細いパスタ。
フェデリーニとカペリーニはどちらも冷製パスタによく使われ、カペリーニは食品表示法の「バーミセリ」に分類されます。

カペッリ・ダンジェロ(capelli d’angelo)
太さがが０．８－０．９ｍｍほどの極細パスタ。
イタリア語で「天使の髪の毛」という意味があります。
メーカーによって太さに違いがあり、あまりの細さゆえに、まっすぐな状態で保持できません。
そのため、丸めた状態で販売されるのが一般的です。冷製パスタやスープの具として使われることが多いようです。

ショートパスタ

ショートパスタには、用途によってさまざまな形状があり、それぞれに名前がついています。

マカロニ(macaroni)
直径２．５－５ｍｍの円筒状の形をしたマッケローニ(maccheroni)は、英語名のマカロニと聞けば分かると思います。

リガトーニ(rigatoni)
縦に筋が入った直径９－１５ｍｍの円筒状パスタ。

ペンネ(penne)
リガトーニを斜めにカットしたものです。
トマトソースやクリームソースとの相性抜群で、よく絡みます。

マニケ(maniche)
さらに極太な、直径２０－３０ｍｍの円筒状パスタ。
筒の中に肉や野菜を詰めて調理するのに利用されます。

ラザーニェ(lasagne)
平たくて板状の形をしていて、日本ではラザニアという名前でおなじみです。
ラザニアは食品表示基準でヌードルに分類されています。
パスタの名前というよりも、ソースやチーズを重ねて作る料理名のほうが有名です。
これはイタリアでも同様で、パスタ生地やそれを用いる料理をラザーニェと呼びます。

ラビオリ(ravioli)
３０ｍｍ前後の四角い詰め物入りの生パスタ。
中には肉やソーセージ、野菜、チーズなど、詰める食材は家庭やメーカーによってさまざまです。

ニョッキ
じゃがいもと小麦粉で団子状にして作られるパスタの一種で、ショートパスタの元祖とも言われています。
茹でてバターとパルメザンチーズで和えたり、グラタン、ミートソースやトマトソースで和えると美味しく頂けます。
イタリアの地方によっては、ほうれん草やかぼちゃを練り込むこともあるそうです。