自分が普段使ってるものを作ってくれてる会社を応援できるなんて、素敵ですね!株式投資をやってみたくなりました!
社会貢献できてると思うと、楽しみになりますよね!株式投資を始めるにあたって、理解しておいたほうが良いポイントがいくつかあるので、早速見ていきましょう。
なぜ企業は銀行からの借り入れではなく株式を発行するのか
企業は成長のために資金が必要な場合、銀行から借り入れるという方法もあります。
しかし、銀行から借り入れをすると、利子を払わないといけません。
株式を投資家に買ってもらえれば、株を買ってくれた人たちに利子を払う必要がありません。
そのため、株式の発行を行うのです。
・企業は株式を投資家に買ってもらえれば株主に利子を払う必要がないため、銀行から借り入れて利子を払うよりも株式を発行する
株を購入するには、決まった単元数を購入する必要がある
例えば、トヨタの車を愛用していて、トヨタを応援したい!ということで、トヨタ自動車の株を購入したいとしましょう。
2023年6月8日現在のトヨタ自動車(7203)の株価は、2,021円です。
「2021円でトヨタ自動車の株が買えるのか!」と思ったら、残念ながら購入はできません( ;∀;)
株は、「1単元」という単位が会社によって決まっています。通常は100株=1単元ですが、会社によっては1,000株などの場合もあります。
先ほど記載した「株価」というのは、「1株あたりの価格」です。株を購入するときは、
株価 × 単元株数 = 購入代金 となります。
トヨタ自動車の例だと
2,021円 × 100株 = 202、100円
トヨタ自動車の株をいま購入しようと思ったら、約20万円必要です。
10万円以内で買える株もありますが、とっても有名な企業などの場合は高額になる可能性があります。
ちなみに、ディズニーランドを運営している「オリエンタルランド(4661)」の株価は現在5,313円です。
いま1単元を購入しようと思うと、約53万円必要です。
・「株価」=「1株あたりの価格」 通常は100株が1単元なので、だいたいの株式は購入するために「株価」×「100株」の金額が必要になる
株は売買できる時間が決まっている
証券取引所では、お昼休憩を挟んで午前と午後の決められた時間に取引が可能です。
この時間外でも、注文の予約は可能です。
成行注文
いざ株を購入しようと決めたあとは、売買注文方法を決めなければいけません。
注文方法は2種類あって、「成行注文」と「指値注文」です。
それぞれにメリット、デメリットがあります。
「成行注文」は、その時点での値段(成り行き)に合わせる注文方法です。
「いくらでも良いので、買います」という買い方です。
そのため、注文を出せば、ほぼ確実に買うことができる反面、株価が上がっている局面では予想以上の高値で買うことになる場合もあります。
・「成行注文」は「いくらでも良いから買いたい」という買い方
指値注文
「指値注文」は、買いたい株数だけでなく、買いたい株価も指定します。
「この価格なら〇株買います」という買い方です。
自分で購入価格を決められるので、成行注文よりも安く買えることが多いです。
その代わり、指定した値段に達しなかった場合は、買うことができません。
場合によっては、指定した期間(例えば1週間)以内に購入できないという場合もあります。
どちらの売買方法を選択するかは、自分の希望によっても変わってきます。
「今すぐ欲しいから、成行注文で」というパターンもあれば、「この価格にならないと絶対に買いたくない」というパターンもあるでしょう。
じっくりと検討した上で、どちらの注文方法にするかを決めることをおすすめします。
考え方としては、手持ち資金の予算をきっちり守りたい人は「指値注文」。
待つのが苦手、とにかく欲しい株を買いたい人は「成行注文」を選ぶのが良いかもしれません。
「指値注文」と「成行注文」の2つ同時に注文が出ている場合は、「成行注文」が優先されます。
・「指値注文」は「この価格で〇株買いたい」という買い方
板情報を確認してから株を購入しよう
いざ株を注文しようと思っても、今の価格がいくらで、いくらの価格で購入できるのかは確認しておかなければいけません。
そのときに見るべきなのは「板情報」です。
板情報には、何株がいくらで売り買いされそうなのかを確認することができます。
「売りたい」人のほうが多いのか、「買いたい」人のほうが多いのか。
それによって自分の行動も変わってくるかと思います。株の購入前にはチェックするようにしましょう。
株に慣れてきたら「四季報」も活用しよう
株の取引に慣れてきたら、「四季報」を読んでみるのも良いでしょう。
「四季報」とは、上場している会社の情報をハンドブックにまとめたもので、会社の図鑑のようなものです。
紙版は枕に出来るくらい分厚いもので、人によっては開くとめまいがしそうになる場合もあるでしょう。
もし紙版はハードルが高ければ、証券会社で「オンライン四季報」が見られますので、そちらを活用してみるのも良いでしょう。
・「日経平均株価」 日本の株式市場に上場している銘柄のうち、代表的な225銘柄で構成される株価指数。日本の株式のなかでも活発で流動性の高い銘柄が選出されていて、日本の景気動向を把握するうえで欠かせない指標
・「業績修正」事前に発表された業績予想と実際の業績がズレていた場合に発表される。予想よりも売上が10%増減している場合と、利益が30%以上増減している場合に修正を発表する。予想よりも上がっていた場合は「上方修正」、下がっていた場合は「下方修正」と呼ばれる
株価が上下してドキドキしてしまうときに思い出すべきこと
株価は、上がることもあれば時には下がることもあるのは事実です。
しかし、長い目で見ればその下がった時点は「通過点」に過ぎないことが多いです。
業績の良い会社でも、株価は上がったり下がったりを繰り返すものです。常に株価を気にして、ドキドキする必要はありません。
余談ですが、実は知らない方も多いようですが国の年金も株で運用されています。2001年の開始時から98.1兆円も増えているのです。
もし株を売りたくなったら
株を保有中に「株価が暴落してて売りたい」「会社に魅力がなくなってきたから売りたい」など、株を手放したくなるタイミングもあるかと思います。
でも、どのタイミングで売るのが正解なのかは判断しにくいものです。
そんなときは、「今でもその企業を応援できるか」と考えてみることをおすすめします。
もし質問の答えが「YES」なら、持ち続けて株価が戻るのを待つのも良いでしょう。
しかし質問の答えが「NO」なら、早めに売ってしまうのも手です。
・「含み損」 投資した資産の価格が、取得したときの価格よりも下落したことによって生じる損失のこと。資産を売却して清算していないので、まだ損失自体は確定していない状態
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