「たまごを1つのカゴに盛るな」は理解できました!他にも投資を分散する方法がありますか?
投資を分散する方法はいくつかあります。具体的に見ていきましょう。
時間による分散効果
つみたて購入をすることで、時間による分散効果が期待できます。価格変動リスクを回避することができるのです。
株価がどのタイミングで最高値、最安値になるかを見極めるのはプロでも難しいことです。
そのため、一度にまとめて購入するのではなく、タイミングをずらしながら少しずつ買い増すことで高値で買うリスクを減らすことができます。
例えば、1口が1万円の株式を5万円分購入するとします。
一括で5万円分を買うと、買った時点から値下がりしたら損をしてしまいます。
一方、つみたて購入で毎月1万円ずつ×5ヶ月=同じ5万円分購入するとします。
株の価格が高いときは0.8口分、安いときは1.2口分というように、毎月同じ金額分(1万円分)を買い続けます。
その結果、最終的には少ない金額で5口以上を買うことができます。
この方法を「ドルコスト平均法」(定額購入)と言います。
・「時間分散」分散投資の一種。一度に購入や売却をするのではなく、何回かに分けて売買を行うことで買値や売値を平均化させることができる。高値掴みのリスクなどを避けることができる
業種による分散効果
株式投資では、業種の分散も重要です。同じ値動きをするものにまとめて投資してしまうと、その投資先の価格が下がってしまった場合に資産を大きく減らしてしまいます。
投資する業種を分散して、同時に値下がりしてしまうリスクを防ぎましょう。
・「業種分散」輸出産業と輸入産業など反対の値動きをする業種への投資を行うことで、所有している金融商品がすべて同時に値下がりしてしまうリスクを防ぐことができる
地域の分散投資
投資先の地域を分散することも重要なリスク回避になります。
特定の地域だけに投資を集中させると、政治的な要因や紛争、災害などでその地域の金融市場が大きく変動することもあります。
甚大な損失が出てしまう場合もあるので、国や地域を分散させることでリスクを軽減することができます。
例えば、株式投資の場合は、日本株と海外株の両方を買う。投資信託の場合は、アメリカ株と全世界株を買う、など。国内と海外で投資先の地域を分散するとリスク回避になります。
それ以外にも、「日本国内」「海外の先進国」「海外の新興国」に分散投資する方法もあります。
この場合、「先進国」は値動きが安定しているのに対して、「新興国」は値動きが激しいのが特徴です。
・「地域分散」日本国内のみに投資している場合は、日本の景気が悪くなってしまったときに所有している金融商品がすべて値下がりしてしまう。海外の先進国や新興国にも投資することでリスクを減らすことができる
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