せっちゃん、お金持ちと格差が縮まらないのはなぜか分かりますか?
えー、お金持ちは収入が多いからじゃないですかね?
金融格差は縮まるどころか、富裕層とマス層(3,000万以下)で差が広がってきています。
富裕層が実施している事を少しでも取り入れて、私たちも上を目指していきましょう!
池上彰さんに学ぶ 世界から格差がなくならない本当の理由
先日、こちらの書籍を読みました。
「世界から格差がなくならない本当の理由」
池上 彰 著 SB新書出版
世界中で格差が広がっていて、それには原因がある。その原因とは一体何なのか?
その内容について書かれている一冊です。
池上彰さんの書籍はどれもとても読みやすく、これまでもたくさん読んできました。
今回のこちらの書籍にも興味深い内容が記載してあったので、一部取り上げたいと思います。
なぜ格差が縮まらないのか? トマ・ピケティさんの大発見
「今のままだと、お金持ちはますますお金持ちになり、格差は広がり続ける」
そう実証した経済学者が話題になりました。
その方は、フランスの経済学者、トマ・ピケティさんです。
彼が執筆した「21世紀の資本」という、日本語訳700ページ以上もある経済の専門書には、格差に関するある不等式を導き出した結果が書いてあります。
この本が注目された理由は、多くの人が漠然と「格差が拡大しているんじゃないか?」と感じていたことを、長期にわたる統計データに基づいて実証的に説明したからです。
その衝撃的な不等式とは、こちらです。
「 r > g 」
皆さんにはこの意味が分かりますか?
r>gの法則
「r」は資本収益率、「g」は経済成長率を表しています。
「r」の資本収益率というのは、株や不動産などのあらゆる資本(資産)を運用して得られるお金の割合のことです。
言い換えるならば、お金持ちが自分が持っているお金を株や不動産に投資して運用したときに、そのお金が1年間でどれくらい増えるのかを計算した数字です。
「r」は、年間平均4~5%で増え続けるとピケティさんは書いています。
一方、「g」の経済成長率というのは、働くことで得られるお金の増加率です。
こちらは平均で年間1~2%増え続けます。
つまり、お金持ちが株や不動産を運用すると年4~5%財産が増え続けるのに、多くの人が一生懸命働いて得られるお金は年1~2%しか増えていかない。
こうして格差が広がってしまうというわけです。
ピケティさんは、今までみんなが何となくそうかもしれないなと思っていたことを、数字で実証したところに意義があります。
なぜお金持ちはますますお金持ちになるのか
「 r > g 」「r」資本収益率が、「g」経済成長率より大きいということです。
つまり、資産運用で得られる富「r」が労働によって得られる富「g」より大きいということになります。
この傾向は、資本主義経済社会における基本的なルールであり、長期的に見ると変わりません。
ではどのようにしていったら今の生活より、より良くなっていくのかそのヒントを池上さんが紹介してくれております。
\こちらの本もぜひ読んでマネーリテラシーを上げよう!/
まとめ 物価の高騰に負けない方法で資産を増やそう!
今回は、「世界から格差がなくならない本当の理由」を紹介しました。
とてつもないお金持ちでなくても、この法則からも分かる通り、経済成長率を上回る資本収益率を上げれば、資産を増やしていくことが出来ると言い換えることもできます。
格差社会を生き残るのはもちろんのこと、物価高騰に負けない方法で資産を増やしていくことを考える必要があると思います。
皆さんもぜひ投資の勉強をして、一緒に資産を増やしていきましょう!
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