子どもを励ましたりする際に「だいじょうぶ」と伝えることがありますよね。
でもこの「だいじょうぶ」という言葉は、使い方に注意点があります。
間違った使い方をしてしまうと逆効果になってしまうので、どういった注意点があるのか見ていきましょう。
「だいじょうぶ」には、「きっと」や「絶対」をつけてはいけない
子供の不安を和らげたり、励ます意味で「だいじょうぶだよ」と伝える機会がありますよね。
そんな「だいじょうぶ」の使い方には、注意点もあります。
「だいじょうぶ」には、「きっと」や「絶対」をつけてはいけない
子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば
不安そうにしている子どもに「あなたなら絶対にだいじょうぶ!」と重々しく、暗示をかけるように気合を入れて断言する人がいますが、これは逆効果です。
「だいじょうぶ」という言葉にシリアスな感情が乗っかると、子どもは「自分を励まそうとしているんだな、本当はやばいのかもしれない」とかえって不安を感じてしまいます。
子どもたちには笑顔で軽く「そんなのだいじょうぶだよ」とさらりと言うようにしてください。
「絶対」という言葉はパンチ力がすごいですよね( ´△`)
我が家の長男もよく「絶対だいじょうぶ」と言うのですが、「その自信はどこから来るんだ!」と、いつも突っ込みたくなります(笑)
また「絶対」と同様に「きっと」という「推測の枕言葉」をつけるのもいけません。
「きっとうまくいくよ」「きっとだいじょうぶだよ」と言われた子どもの頭には「100%じゃないんだな。失敗するかもしれない」とうまくいかない可能性がよぎります。「絶対」をつけると相手に必死さが過剰に伝わり、「きっと」をつけると失敗の可能性を引きずることになります。
子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば
これは盲点でした。私自身「きっとだいじょうぶだよ」と言うことがあるからです( ´△`)
でも確かに言われてみると、「きっと」と言われると「だいじょうぶじゃないかもしれない」可能性が大きく見えてしまうというのも納得できます。
良かれと思って「きっと」を軽い気持ちでつけていたのに、逆効果だったとは残念すぎます( ノД`)
「だいじょうぶ」は、あくまでもさらりと!が大原則ですね。
「だいじょうぶ」は大舞台の前では使わない
「だいじょうぶ」は大舞台の前では使わない
入学試験や発表会などの本番前には「だいじょうぶ」という言葉は使わないようにしてください。
大舞台の前には子ども以上にナーバスになってしまう親も少なくありません。
ついつい自分の不安を打ち消すために「だいじょうぶ!あなたなら絶対に受かる」とか「どれだけ練習してきたか考えてごらん。あれだけやってきたのだからだいじょうぶよ」と悲壮感を漂わせて手を握ったりして、かえってプレッシャーを与えてしまうのです。ちなみに、大舞台を前にしてやるべきことはプレッシャーを感じることの逆、リラックスすることです。簡単に言ってしまえば、いっしょに遊んでしまえばいいのです。
子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば
おいしいものを食べに行く、いっしょにゲームをする、商店街を散歩する・・など、何でもありです。
つまり、子どもが感じている感情(不安)とは逆の方向へ心を向かわせ、気持ちが楽になることをやってみる。
このほうが、本番でも子どもは本来のポテンシャルを発揮しやすくなります。
子どもの大舞台の前は、子ども以上に親が緊張してしまうのはよくあることですよね。
親としては「子どもと一緒になって緊張してる私」くらいな気持ちかもしれませんが、その感情は子どもにも伝わってしまっていると思うと、「だいじょうぶ」の伝え方には気をつけないといけないですね。
この書籍を読んでからは、「だいじょうぶ」を軽く言うよう心掛けています。
「だいじょうぶ」を使うときには、言い方に気をつけて使いましょう(#^^#)
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