NISAとiDeCoの違いがよく分からないんですー。
NISAとiDeCoは、どちらも投資用の口座だけど特徴に違いがあるんです。それぞれ具体的に見ていきましょう。
NISAとiDeCoは何がお得なのか
投資で利益を得た場合は、利益分に税金がかかります。現在は、消費税15%、住民税5%、復興特別所得税0.315%の合計20.315%です。
復興特別所得税は、所得税額の2.1%で、2037年まで適用されます。
現在の消費税は15%なので、15%×0.021=0.315%です。
普通の証券口座で投資した場合は、運用益や売却益が出たら約20%の税金がかかります。
その税金を税制優遇によって大きな節税効果が得られるのがNISAとiDeCo両者のメリットです。
NISAは運用益や売却益が一定期間非課税になります。
iDeCoは掛け金が所得控除になるほか、年金として受け取る分も税制優遇が受けられます。
・普通の証券会社で得た利益には約20%の税金がかかるけど、NISAは得た利益が非課税、iDeCoなら得た利益が非課税で積み立てた拠出金は全額所得控除になる
NISAとiDeCoの違い
NISAとiDeCoは、どちらも国主導で投資を後押しする節税効果が高い投資用口座です。
iDeCoは、老後資金としての性質がより強い運用方法です。
NISAは非課税になる期間が決まっていて、いつでも解約できるのが特徴です。
NISAとiDeCoは、資金の用途によって使い分けるのがおすすめです。
NISAはいつでも解約ができますが、iDeCoは60歳まで引き出すことができません。
いずれも金融機関に専用口座を開設しますが、金融機関によって取り扱う商品の数や手数料が異なります。
最初の金融機関選びは大切です。
自分の購入したい商品があるかどうか、手数料の金額も確認してから専用口座を開設しましょう。
・NISAはいつでも解約できる、iDeCoは60歳まで引き出せない
iDeCoの特徴
iDeCoは正式には「個人型確定拠出年金」といって、年金の一種です。
「個人型」とあるように、私的な年金で20歳から60歳の誰もが利用できます。
ただし、勤め先に独自の企業年金がある場合は、利用できない場合もあります。
その場合は勤め先に確認しましょう。
iDeCo最大の特徴は、「60歳以降にならないとお金を受け取れない」という点です。
大きなメリットは、掛け金が全額所得控除されることです。
さらに、60歳以降に受け取るお金にも税制優遇があります。
万が一、受け取り前に障害を負ってしまった場合は「障害給付金」としての受け取りができます。
その場合の受け取り方は「年金」「一時金」「併給」いずれも非課税です。
国が「障害というハンデを負っているのに、重い税金を課すのは良くない」という優しさからの措置です。
受け取り前に死亡してしまった場合は「死亡一時金」としての受け取りができます。
その場合の受け取り方は「一時金」のみです。
しかも遺族が自分で受け取り手続きをしないといけません。
勝手に振り込まれるわけではないので、注意が必要です。
死亡後3年以内に請求しないと「500万円×法定相続人の数」の非課税枠が使えなくなってしまいます。
遺族には「もし死亡してしまったら、3年以内に自分で死亡一時金を請求する」よう必ず伝えておきましょう。
・iDeCoは60歳になる前に障害を負ってしった場合は「障害給付金」、死亡してしまった場合は「死亡一時金」として受け取れる
NISAの特徴
NISAには、「一般NISA」と「つみたてNISA」の2種類があります。
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