株に失敗すると、借金が残るって聞いたことがあるんですけど・・本当なんですか?
借金が残る場合の取引もあるにはありますが、普通の株式投資では借金はできません。詳しく見ていきましょう。
「株に失敗すると借金が残る」は本当なのか?
よくある疑問として、「株に失敗すると借金が残る」というものがあります。
確かに損をすると借金が残る場合がありますが、普通の株式投資では借金が残ることはありません。
普通の株式投資では、投資した元本に対して株価が下がって損をすることがあっても、借金はできません。
借金を生む可能性があるのは「信用取引」と呼ばれる投資方法です。
上の図のように、元々投資した10万円をもとに、保証金で3倍の30万円分の取引をしたとします。
その30万円の状態から株価が半分になって15万円になってしまった場合、元々投資した10万円はなくなり、さらに5万円の借金が残ることになります。
「株に失敗すると借金が残る」というのは、「信用取引」の場合の話です。
「信用取引」は主にFXなどで使われる手法であって、普通の株式投資では行うことはほぼないでしょう。
万が一「信用取引」を行う場合は、十分な投資知識を身に着けてから行うことをおすすめします。
金融商品とそれぞれの市場
株式、投資信託、債券、不動産、FXなどの金融商品は、それぞれ異なる市場で取引されています。
証券市場:株式、ETF(上場型投資信託)、REIT(不動産証券化商品)など
外国為替市場:世界各国の通貨
商品先物市場:金・原油などの資源、大豆・とうもろこしなどの豊作物など
債券市場:国債や社債などの債券
不動産市場:不動産(土地・建物)
証券取引所と投資家の関係性
株式を購入する際は、証券会社に注文を出します。
「この株を買いたい」「この株を売りたい」という注文が各証券会社に入ります。
その注文内容をもとに、証券会社は証券取引所に発注します。
証券会社が投資家と証券取引所を仲介しているイメージです。
どこの証券会社で注文を出しても、同じ1カ所の証券取引所への発注となります。
「投資家」には3者いる
「投資家」には3者がいます。
- 「個人投資家」 一般の人々
- 「機関投資家」 企業など、組織として投資・運用をしている銀行、保険会社、年金基金、投資信託会社。多くの人々から集めたお金を運用するために市場で投資をする
- 「外国人投資家」 海外の銀行、証券会社、保険会社、年金基金、投資信託会社、ヘッジファンドなど
「投資の目的」には2種類ある
「投資の目的」には2種類があります。
- 「投資目的」 安定した収益を得たい銀行、保険会社、年金基金、投資信託会社など。元本をさまざまなリスクから守り、少しでも利益を得たいと考えている
- 「投機目的」 ヘッジファンドと言われるファンドや一部の個人投資家が行う。より多くの利益を得たいと考えて、市場が大きく動いている(金融商品の価格が大きく変動している)間に、売ったり買ったりして利益を得ようとする。その取引のやり方は、ギャンブルに近いものがある
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